大小島真木「とても大きな空の話をしよう」
アクリル絵の具 縦 661cm×横 538cm × 高さ 510cmの教室の壁4面
教室の木製扉はブルーのペンキで塗られていた。閂を解き、扉を開け、中に足を一歩踏み入れる。その瞬間に溢れ出るいきものと精霊たちのワンダーランド。腕を広げてくるくるとダンスを踊ってみたくなるような。その圧倒的な瞬間の楽しむのは、朝一番に鍵を開ける先生なのではないだろうか。この教室で毎日べんっ今日する子どもたちがいる。授業を上の空においやって、いったい、いくつの物語が生まれるのか。この壁画はやがて消される運命にあるけれど、消し方を含め、しっかりと考え、みんなの心に刻んでいこうと思う。(*壁画は2016年のWAFで子どもたちとの「消すワークショップ」で消された)
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