雨期の視察日誌:9月20日-21日

9月20日(日)
村へ入った途端大粒の雨に迎えられる。
びしょぬれになりながらクルマを降りる。
夜中にも関わらずピタジーとランジャナさんが目を覚まして迎えてくれる。
部屋へ入り、すぐに眠る。女子部屋には大きなベッドが2つ。
リアルな犬のぬいぐるみが一個、安眠を見張っている。

9月21日(月)
7時ごろからメンバーが徐々に目覚める。
おかずくん(現地ディレクター)、美絵ちゃん(パーマカルチャーデザイナー)が薪でお湯を沸かし始めている。土間が広くなっている。子猫が2匹増えている。
ビシャール(この家の長男、寄宿学校在学中)帰宅中。
アルティ(この家の姪っ子)が大きくなっている。
アルティは幼稚園に通い始めた。

ミーティング
マユール、トゥシャール(ワルリ画家兄弟)、夏目(空間デザイナー)、美絵、おかず、おおくに
ワエダ家の畑では苗を定植したときに点滴灌漑を導入していたことがあるという。点滴灌漑のことをティンバックシンチャーという。(ティーバックしんちゃん?)
イノシシが田畑に下りてくるので、それを知らせるアラームを縄や鈴で作っている。
雨期はみんなの米を守るために、それぞれの家で牛をきちんとつないでおく。
実は牛たちは稲穂が大好物なのだ。
収穫後11月のガオデブの祭りを皮切りに牛が解放される。
マユールたちは解放された牛は「enemy(武器)と化す」と言って笑った。
そのために植林や野菜を栽培する際には柵の設置が必須。
そうでないと食べられてしまう。
乾期の農業のために、柵に何を使うかは重要な課題。

チクファームへ「建てた家」を見に行く。
チクファームは緑が暴力的なまでに茂っていた。
キュウリもオクラも巨大!

夏目さんは完成した家に入るのが初めてとのこと。感無量。
ワルリのファーマー・チャンドゥさんの家へ。
父母、妻、子ども2人。道に面してチャンドゥさんのコンクリートの家。
奥に父母の土とゴーバルの家があり、大きな木に囲まれ守られているような家。
近くの井戸の水を調査。あとで、この井戸はチャンドゥさんが掘ったことを知る。みんなで使うための井戸になっている。
水質調査:チャンドゥさんの井戸。ややグレーがかったピンク(5)。ほぼきれいな水と判明。
チャンドゥさんは不在だったが、父母が対応してくれる。
ハイブリッドの稲と自家栽培の種(ジュナ・古いの意味)の稲の両方を育てている。ジュナの方が甘いということだ。
ジャスミン(モグラー)の低木が並んでいる。
つぼみを摘むと爽やかで甘い匂い。
ジャスミンはヒンドゥー教のお祈りに欠かせない花で現金収入に直結している。
2つの井戸があり、ポンプでくみ上げる方式などもうまく使って、植物を元気に育てていた。